開催概要ABOUT

学会名 第31回奈良県理学療法士学会
テーマ どうなるの?未来の理学療法 
~求められるPTになるための準備~
会場 オンライン開催
会長 高島 正治
(東大寺福祉療育病院)
準備委員長 後藤 総介
(天理よろづ相談所病院 白川分院)
主催 (公社)奈良県理学療法士協会
お問い合わせ E-mail:naragakkai31@yahoo.co.jp

学会長のイメージ画像

学会長挨拶VOICE

約800万人の団塊の世代が75歳となる2025年、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という「超・超高齢社会」になり、医療や介護の需要は今よりさらに高まり、社会保障費の急増が予想されています。さらに2040年には人口構成が激変し、特に担い手である現役世代(15〜65歳)の減少が加速し、高齢者人口が約4000万人とピークに達し、総人口の3分の1を超えると推計されています。介護が必要とされる85歳以上の人口は1000万人と推計されています。

一方で、現時点、現在の既存の枠組みにおいて、理学療法士の供給数は需要数をやや上回っているとされており、2040年には供給数が需要数の1.5倍に達すると試算されています。

社会の人口構造が激変するこれからの20年、並行して過剰供給時代を迎える理学療法(士)は一体どうなっていくのでしょうか。社会から何を求められるのでしょうか。

そこで、今回の学会はテーマを、『どうなるの?未来の理学療法~求められる理学療法士になる準備~』としました。我々理学療法士が激変する社会で必要とされ続けるためには、まずその社会の変化を知り、理解することがその第一歩であると思います。

そのため、特別講演は、在宅医療や地域包括システム、医療マネジメント、社会医学に大変造詣の深い天理よろづ相談所病院の次橋幸男(つぎはしゆきお)先生をお迎えし、来る超高齢化社会、理学療法士過剰供給時代を迎えるにあたり、未来の医療、理学療法および取り巻く環境の変化について認識を深めていく場にしたいと考えております。

また、特別講演の他にも学会テーマに沿った内容で複数の教育セミナーや昨夏開催されましたオリンピック・パラリンピック関連の企画も検討しております。

まだまだ不安定な社会情勢により、今後の状況は予測しにくく、準備の難しい中ではありますが、準備委員一同、皆さんに満足していただけるよう精一杯準備を進めていきたいと思います。会員皆様からの沢山の演題登録および多数のご参加を学会準備委員一同心よりお待ちしています。